楽天メディカル株式会社は、一般社団法人 科学技術と経済の会(JATES)が主催する「技術経営・イノベーション大賞※」にて、「世界に先駆けた日本における頭頸部イルミノックス®治療(光免疫療法)の実用化」について、100件を超える応募の中から「選考委員特別賞」を受賞しました。2月15日に行われた表彰式に楽天メディカル代表取締役社長 虎石貴が参加し、記念の盾を拝受しました。
JATESの遠藤信博会長は、表彰式におけるビデオメッセージで、「本日各賞を受賞された皆様の、人間社会へのイノベーションを通じた価値提供に対する強い思いと真摯な活動が、今回の受賞に繋がった」と述べました。
楽天メディカルは、海外拠点を含む会社一丸となった取り組みにより、世界に先駆けて日本で医薬品・医療機器の承認を取得し、頭頸部がん患者さんに新たな治療の選択肢として「頭頸部イルミノックス治療(光免疫療法)」を提供可能にした点や、他がん腫や全身治療など、今後の開発に期待ができる点が評価されました。
受賞の言葉として、虎石は次のように述べています。「光免疫療法は、2011年に小林久隆先生が発見した技術をもとにしており、2020年に日本で光免疫療法に用いる医薬品・医療機器が薬事承認されました。日本独自の制度を活用したことにより、抗がん剤の世界ではスピード承認となり、日本で上市できたと思います。技術的なイノベーションは当然重要ですが、そこに経営と実用化におけるイノベーションが加わり、3つ揃ってこそイノベーションだと考えています。私自身は、一年の半分は米国カリフォルニアのイノベーターたちと切磋琢磨し、もう半分の時間は日本にイノベーションを根付かせるために日夜頑張っています。本日の受賞を機に、気持ちを新たに、日本に一つでも多くのイノベーションをもたらすことに邁進する、これが当社代表取締役会長三木谷浩史はじめ全社員の思いです」。
楽天メディカルは、一日でも早く、一人でも多くの患者さんに当社の新しい治療をお届けできるよう、日々の事業活動を進めています。
※「技術経営・イノベーション大賞」(後援:総務省、文部科学省、経済産業省など)は、日本発の優れた新規事業を発掘して、そのプロセスを紹介し、経済成長や産業競争力の強化に繋げ、国内におけるイノベーションを促進させることを目的として、2012年に創設されました。