11月6日、オンラインで行われたリレー・フォー・ライフ・ジャパン東京上野2021で、楽天メディカルジャパン株式会社代表取締役社長 虎石貴が「『がん克服。』への挑戦」と題した講演を行いました。
リレー・フォー・ライフは年間を通じて、国内外の様々な地域で開催されているチャリティー活動です。1985 年に米国の腫瘍外科医クラット氏が「24 時間闘っているがん患者さんのために何か自分にも出来る事はないか」との想いから、米国シアトル近郊にて、トラックを 24 時間走り続け、がん患者支援のために寄付金を集めた活動を起源としています。例年、東京上野でのイベントは上野恩賜公園噴水広場で実施されていましたが、昨年に続き今年も、新型コロナウイルス感染症の状況からオンラインでの開催となりました。https://www.youtube.com/watch?v=T6cid0_G8II
本講演で、虎石は楽天メディカルの歴史に触れた後、「楽天メディカルのイルミノックス治療は、米国国立がん研究所の小林久隆先生が開発したがん光免疫療法を基に開発されており、イルミノックス治療に用いる医薬品・医療機器は世界に先駆けて日本で承認されました。保険適用されるイルミノックス治療は、地域によるアクセスの格差が無いように、医療関係者のご協力のもと順次全国に展開しており、年内には日本国内38カ所の医療施設で受けられるようになる予定です」と話しました。
講演後は、リレー・フォー・ライフ事務局や視聴者からの質問に答えました。主な質疑応答は以下の通りです。
- Q「三木谷会長が、イルミノックス治療を標準治療にしたいと言っていたが、光免疫療法は理論上どのがんにも効くのか?」
A「現状では、イルミノックス治療の対象となるのは、一定の条件を満たす患者さんの、特定の種類のがんのみであり、他の種類のがんにも使えるようにするためには、臨床試験での検討が必要だ。」 - Q「日本でなら、比較的早く施術が受けられるということか?」
A「国籍や人種などに関わりなく広く施術が受けられるようにしたいと考えている。日本では、先駆け審査指定制度や条件付き早期承認制度の適用を受け迅速に承認が得られたこともあり、現在イルミノックス治療が受けられるのは世界で日本だけとなっている」 - Q「インターネットで光免疫療法と検索すると、光免疫治療が受けられるクリニックが出てくるが、同じ治療なのか?」
A「他のクリニックがどのような治療を行っているのかは分からないが、米国国立がん研究所の小林久隆先生が開発したがん光免疫療法を基に開発され、現在保険適用されている治療は、楽天メディカルの開発した医薬品・医療機器によるイルミノックス治療のみである」 - Q「患者さんがイルミノックス治療が受けられる施設を調べる場合は、楽天メディカルのホームページを見ればよいか?」
A「はい。ホームページを見ていただくとわかるように、イルミノックス治療を受けられる施設は、地域の拠点病院のような大きな医療機関が主であり、民間のクリニックは無い。また、イルミノックス治療は、学会から認定された施設・医師のみが施術できる」