Interview02
ユニークな治療法を世に出し、
立派なものに育てていく
経歴 Career
外資系大手ヘルスケア企業で、安全性・薬事担当として勤務、手掛けた医薬品は100を超える。その関連会社で総括製造販売責任者を務めた後、2019年1月に楽天メディカルに入社。
Chitose Nishida
西田 ちとせ
副社長
総括製造販売責任者
入社の動機
ユニークな治療技術を世に出すことに貢献したい
入社の動機は、楽天メディカルが開発を進めるプロジェクトのユニークさと、治療技術の新規性です。楽天メディカルが開発を進めるのは抗体複合体(医薬品)と機器(医療機器)を組み合わせた治療法で、医薬品と医療機器の開発を同時に進める必要があります。新しいがん治療法に向けたこれらの製品が世に出れば、がん患者さんにとって新たな治療選択肢になります。数十年医薬品の開発に携わっていましたが、このような新規性の高い画期的な医薬品の開発に関われることはめったにないチャンスだと考え、大手外資系製薬会社からベンチャー企業である楽天メディカルへ転職しました。
仕事内容
まっさらな状態から薬事申請の準備をスタート
私が入社したのは、楽天メディカルジャパンの社員がまだ10名を超えたくらいのまさに立上げ期で、薬事申請に向けた申請資料の作成ができる人が誰もいないという状況でした。以前勤めていたのは大手の製薬会社で、規制や社内プロセスに則って、いわゆる“レール”の上を進めばよかったのですが、自分たちの力で製造販売承認申請に向けてルール作りから準備を進めていくのは、私にとっても大きな挑戦でした。現在開発を進める治療法を世に出すためには、医薬品・医療機器両方を同時に承認申請に持っていくというのがミッションなので、チーム一丸となって目標達成に向けて尽力しています。
会社の魅力
「この治療法を1日も早く世に出す」という共通の目的に向かって一致団結
楽天メディカルは非常に風通しの良い会社で、開発本部内だけではなく、プロダクトチーム、人事総務など、部門を問わず、すぐ隣にいる人といつでもコミュニケーションがとれるのが魅力です。それは、全ての社員が、「この治療法を1日も早く世に出すこと」という共通の目的を持って、一致団結しているからです。多数の会議体を通さないと物事が決まらないというストレスもなく、この目的のために、「いいね」と思ったことは次の日から行動に移すことができる、一体感を感じられる会社です。
目指していること
直線上にある目標は“承認取得”、上市後は手をかけて製品を立派なものに育てていく
新しい治療法を患者さんに届けるため、医薬品・医療機器療法について製造販売承認を得ることが直線距離にある目標です。しかし、承認後立派な製品として育つには、品質や安全性、クレームに対してどう対応していくかが非常に重要です。承認後に起きる様々なことに対して、現時点から起こりうるリスクを想定し、今後起こってくるイシューに真摯に向き合い、最善の方法を検討していくことで、この新たな治療法が安全に利用され、かつより良い治療法となっていくために全力を尽くします。
※記事の内容は2020年4月時点の内容に基づきます。