Interview01
臨床医から臨床開発に転身。
既存の治療では救えない患者さんを救う
経歴 Career
大学病院に外科医として勤務、その間海外留学等を経験し、2019年1月に楽天メディカルに入社。
Toshiaki Suzuki
鈴木 俊亮
楽天メディカル株式会社
メディカルディレクター (取材当時)
入社の動機
臨床医から新たながん治療法開発へ挑戦
留学中に現在楽天メディカルで働いている社員と出会い、新たながん治療の開発をしていることを知りました。消化器外科医として臨床に携わる中で、手術・放射線療法・薬物治療といった既存のがん治療ではどうしても助けられない患者さんがいることを痛感していました。実際に楽天メディカルの経営陣に会って話を聞き、この治療法はがん患者さんの新たな選択肢になると大きな可能性を感じ、その開発に参画することを決めました。
海外では医師をしながら会社を経営したり、ビジネスを立ち上げたりする方も多いのですが、日本では臨床医がビジネスの世界に飛び込む例は少なく、私の選択に対しても、周囲からは引き止める意見を沢山いただきました。そんな中私の背中を押したのは、楽天メディカルプレジデントである虎石から”医者以外のことにチャレンジする医師が増えてほしい、”という言葉でした。今、楽天メディカルで働いている中で、新しいチャレンジに共感してくれる経営者と、今までにない治療法を世に広めていくという経験は、非常に貴重だと確信しています。
仕事内容
グローバルなチームでスピーディに意思決定しビジネスを推進
主に、頭頸部がん・胃がん・食道がんを対象とした臨床開発、グローバルの治験の企画・立案、医師向けのトレーニング、自分の専門である消化器外科領域の医療機器開発に関わっています。臨床の医療従事者をはじめ、 グローバルのリサーチ・非臨床・臨床試験のメンバー、ヨーロッパの医療機器開発メンバー、各国のメディカルドクターなど、クロスファンクションで幅広い人々と仕事を共にしています。皆、形式的なメールを書くようなやり取りはせず、チャットにて端的な意見を交わしながら仕事を進めるので、決断のスピードは速いです。
会社の魅力
医療エコシステムの構築に繋がる多様なビジネス資産
一般的に、インターネットのビジネスはスピードが速いと言われますが、楽天グループ株式会社を創りあげてきた三木谷浩史がCEOである当社でも、基本的に勝算があるならやるだけやってみようよ、というマインドで素早く新しいことに取り組みます。
楽天メディカルに入社してから楽天がEコマース以外にも、FinTech、モバイル、AIやビックデータといった多様なビジネスを展開していることに驚きました。この会社には楽天のネットワークを活かして、既存の製薬会社では出来ないような新たな医療分野への挑戦ができる環境が整っています。これほど恵まれた環境を持つ製薬会社は、世界でも類がないのではと思っています。
※記事の内容は2020年4月時点の内容に基づきます。