- 新しい疾患啓発シールで「口腔がん」の予防とセルフチェックを促進し、早期発見 ・早期治療に繋げる -
公益社団法人 日本口腔外科学会(所在地:東京都港区、理事長:池邉 哲郎/以下、日本口腔外科学会)、一般社団法人 日本口腔腫瘍学会(所在地:東京都江東区、理事長:太田 嘉英/以下、日本口腔腫瘍学会)、および楽天メディカル株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長:三木谷 浩史/以下、楽天メディカル)は、「お口にできるがん『口腔がん』知ってる?」をテーマとし、楽天の公式キャラクター「お買いものパンダ」を用いた口腔がん啓発シール(以下、本シール)を総合病院の歯科口腔外科などで順次配布することをお知らせします。
口腔がんとは、口の中にできるがんで、舌(ぜつ)、口腔底(こうくうてい:舌と下側の歯ぐきの間)、歯肉(しにく:歯ぐき)、頬粘膜(きょうねんまく:頬の内側の粘膜)、硬口蓋(こうこうがい:上あご)、口唇(こうしん:唇)に発生します。日本では、年間約11,000人1の方が口腔がんを発症しています。口腔という部位は、「噛む」、「飲み込む」、「声を出す」など日常生活を送る上で重要な機能を持っており、その大切な器官をがんから守るためには、予防や早期発見・早期治療が重要になります。 本シールでは、「お買いものパンダ」が口腔がん予防や健康維持をかわいく呼びかけています。また、本シールに掲載の二次元コードを読み取ると、日本口腔外科学会ウェブサイト「口腔がんのセルフチェックをしましょう」が表示され、口腔がんを早く見つけるための手順やポイントを確認できます。
日本口腔外科学会と楽天メディカルは、2022年に「お買いものパンダ」を用いた口腔がん啓発シールを制作し、疾患啓発活動を行ってきました。今回はデザインを刷新し、口腔がんを専門とする歯科口腔外科医が所属する日本口腔腫瘍学会も疾患啓発活動に加わることになりました。3者で、口腔がんの予防や早期発見・早期治療に繋げるための啓発活動を連携していきます。
公益社団法人 日本口腔外科学会について
日本口腔外科学会は、口腔外科学を中心とした学問を取り扱う専門学術団体で会員数は約1万1千人です。口腔外科学は、口腔顎顔面領域に生じる疾患の診断や治療、予防のみならず全身の健康に大きく影響する臓器としての機能と整容の回復と維持に取り組む学問であり、病院等では、口腔外科もしくは歯科口腔外科の診療科名となっています。学会は、公益法人として口腔外科学に関する研究の促進及び臨床の場における口腔外科医の高度な専門的知識・技能等を育成することを通じ、学術の発展及び国民の健康増進に寄与することを目的としています。特に、少子高齢化が急速に進む社会の変化の中で、口腔領域における医療の重大性が増しており、その中で、口腔がんの治療は、学会として重点的に取り組んでいるものです。
一般社団法人 日本口腔腫瘍学会について
日本口腔腫瘍学会は、口腔領域に発生する腫瘍の診断と治療及び予防について、研究・解明し、もって医療の進歩普及と国民の福祉の増進に寄与することを目的としています。本目的のために、当学会は口腔がんを専門とする歯科口腔外科医・口腔病理医・歯科放射線科医を中心として多くの知見、経験を蓄積し、学問的な基盤として「口腔癌取り扱い規約」を作成・発刊しています。また、「口腔がん診療ガイドライン」については、日本口腔外科学会と共同で作成・発刊しています。医療の提供に関しては、関連各科と連携の上、より高度な治療を提供できる口腔がん専門医を認定しています。口腔がん領域における治療は飛躍的に進歩しているため、当学会は耳鼻咽喉科・頭頸部外科、形成外科、腫瘍内科をはじめとした関連領域の医療従事者の皆さんと連携しつつ、新しい治療の可能性を追求し、更なる社会貢献を目指します。
楽天メディカル株式会社について
楽天メディカルは、アルミノックス™プラットフォームと呼ぶ技術基盤を基に、薬剤と光を組み合わせた、がんをはじめとした様々な疾患に対する新しい治療法の開発および販売を行うグローバルバイオテクノロジー企業です。同プラットフォームを基に開発した医薬品・医療機器の非臨床試験(非公開データ)では、特定の細胞の選択的な壊死が確認されています。楽天メディカルは、世界中の一人でも多くの患者さんに、一日でも早く、私たちの革新的な治療法をお届けすることにより「ガン克服。」というミッションの実現を目指しています。本社を構える米国に加え、日本、台湾、スイス、インドの世界5カ国/地域に拠点を有しています。楽天メディカル株式会社は、Rakuten Medical, Inc.(米国法人)の日本法人です。詳しくは、https://rakuten-med.com/jp/をご覧ください。