「楽天トラベル」等を通じて、ノエビアスタジアム神戸でのノウハウを観光地の温泉組合・自治体・企業等へ提供し、全国的な接種拡大へ貢献
楽天グループ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天」)および楽天メディカルジャパン株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長:三木谷 浩史、以下「楽天メディカルジャパン」)は、5月から開始した国内初の産学官連携により1日あたり7,000回以上の接種能力を目指す「ノエビアスタジアム神戸」での大規模接種オペレーション(以下、「神戸モデル」)を、このたび全国に展開し、ワクチン接種可能数の拡大を図ることといたしましたので、お知らせします。
「神戸モデル」では、産学官連携体制を構築するとともに、受付から接種までの所要時間を約4分まで短縮できるオペレーションや、接種者側が衝立を挟んで2つのブースに入れる構造を採用するなど、最少人数で安全かつ迅速な接種を実現しています。また、オンライン予診も導入し、医師が接種会場に来ることなく接種業務を担える体制を整備することで、効率的な医師の確保を可能としています。
本「神戸モデル」については、とりわけ「楽天トラベル」へ全国の自治体や観光地の温泉組合等から多数のお問い合わせが寄せられています。一日も早い全国的なコロナ終息に貢献していくべく、運営ノウハウを汎用的なガイドラインやマニュアルとしてまとめ、すでにご要望いただいた全国約30の観光地の温泉組合・自治体・企業等に提供することとしています。
今後も、「楽天トラベル」等を通じて、ご要望に応じて提供していくとともに、設計・運営ノウハウに関わるコンサルテーションや協力も行い、全国的な接種拡大へと貢献していく予定です。
「神戸モデル」の概要や今後の新たな展開、累計接種数については、順次、特設サイト(https://travel.rakuten.co.jp/info/kobe/vaccine/ )にてご紹介してまいります。
また、先般発表しておりますように、楽天グループと楽天メディカルジャパンでは、希望する国内の従業員およびその家族が迅速かつ安心して新型コロナウイルスのワクチン接種を受けられる環境を整え感染・重症化・クラスター発生を予防し、ひいては日本全体における集団免疫の早期獲得・経済活動再開へ貢献することを目的に、6月21日(月)から東京・二子玉川の楽天本社オフィス「楽天クリムゾンハウス」におけるワクチンの職場接種を開始します。地方拠点においても順次接種会場を設ける予定で、いずれの会場でも「神戸モデル」の運営ノウハウを導入します。
楽天本社では、関東圏内に勤務する従業員(間接雇用含む)を対象に、1日あたり約1,000回の接種可能数から開始し、5,000回規模へと拡大予定です。その後、地方拠点などでの接種会場開設により、従業員・同家族含め約6万名の早期接種完了を目指します。さらに、新たな連携による追加の接種会場開設により、1日あたり3万回以上の接種可能数の実現を図ります。関係各所のご要望をうかがい条件が整えば、これらの接種会場における近隣住民や取引先・関連企業(注)を対象としたワクチン接種機会の提供も検討してまいります。これに加え、「楽天トラベル」等を通じた支援により、さらなる接種拡大に貢献していきます。
今後も、迅速かつ安心してワクチン接種を受けられる環境を整え、一日も早いコロナ禍の終息に向けて貢献できるよう、最大限の協力・取り組みを進めてまいります。
(注)対象となる取引先・関連企業には、接客を要する事業者等を中心にご案内する予定です。
■「神戸モデル」事例
運営ガイドラインイメージ
■6月17日(木)に実施した本番想定リハーサルの様子
以 上