- 局所再発頭頸部癌患者を対象とした、RM-1929による光免疫療法の第Ⅱa相臨床試験
結果に関するポスターディスカッション - 局所再発頭頸部癌患者を対象とした、ASP-1929による光免疫療法を評価する国際共同
第Ⅲ相臨床試験の試験基準に関するポスタープレゼンテーション
光免疫療法に関する独占的ライセンスのもと、がん細胞に対する選択性に優れたがん治療法の開発を進める楽天メディカル社(本社:アメリカ カリフォルニア州 サンマテオ、会長 兼 最高経営責任者: 三木谷 浩史)は、米国シカゴで開催されるアメリカ臨床腫瘍学会 年次総会(ASCO: American Society of Clinical Oncology Annual Meeting, 2019年5月31日から6月4日開催)において、局所再発頭頸部癌患者に対するRM-1929による光免疫療法の第Ⅱa相臨床試験の最終データを発表することをお知らせします。
さらに、ポスタープレゼンテーションでは、局所再発頭頸部癌患者に対して、ASP-1929による光免疫療法と医師が選択した標準治療との比較を行う、第Ⅲ相臨床試験の試験基準及び詳細について発表します。
【ASCOにおける楽天メディカル社の発表内容】
ポスターディスカッションセッション
- 局所再発頭頸部癌患者を対象としたRM-1929による光免疫療法の第Ⅱa相多施設非盲検試験の結果 (Abstract 6014)
発表者:Dr. David M. Cognetti. M.D., FACS, トーマス ジェファーソン大学病院 頭頸部外科ジェファーソンセンター (フィラデルフィア)
日時:2019年6月1日(土) 1:15 p.m. - 4:15 p.m. (中部標準時)
ディスカッションは4:30 p.m. - 6:00 p.m. (中部標準時)
場所:ホールA
概要:抗EGFR抗体によりがん細胞を標的化したRM-1929による、第Ⅱa相臨床試験の最終結果が報告されます。RM-1929 は、光で活性化される色素(IRDye®700DX)と抗EGFR抗体であるセツキシマブとの複合体です。抗体と色素の複合体は、がん細胞と結合後、非熱性赤色光により局所的に活性化されることで、周辺細胞の損傷を最小限に抑えながら、がん細胞を選択的かつ迅速に壊死させます。
ポスタープレゼンテーション
- 局所再発頭頸部癌患者を対象とした、国際共同第Ⅲ相無作為化二群非盲検比較対照試験の試験基準で、光免疫療法ASP-1929と医師が選択した標準治療との比較
(Abstract TPS6094)
発表者:Jeannie Hou, 楽天メディカル社 副社長 臨床開発本部長
日時:2019年6月1日(土) 1:15 p.m. - 4:15 p.m. (中部標準時)
場所:ホールA
概要:国際共同第Ⅲ相臨床試験の目的は、局所再発頭頸部癌患者における、ASP-1929(抗EGFR抗体であるセツキシマブ とIRDye®700DX の複合体)の有効性及び安全性を評価することです。再発頭頸部癌の患者は、治療の選択肢がほとんどなく、奏効率も低いことから、体への侵襲性を最小限に抑え、がん細胞への標的化を改善し、副作用を抑えられるような治療が必要とされています。
展示ホール
- 楽天メディカル社 メディカルインフォメーションブース
場所:ブース#16024
日時:019年6月1日(土) - 2日(日)、9:00 a.m. – 5:00 p.m. (中部標準時)
※ RM-1929とASP-1929は、同一の有効成分からなる薬剤です。
楽天メディカル社について
楽天メディカル社(本社:アメリカ カリフォルニア州 サンマテオ)は、独占的ライセンスを有する光免疫療法(PIT)プラットフォームをもとにした、がん細胞に対し選択性に優れた治療法を開発している総合バイオテクノロジー企業です。私たちは、がんを克服するというミッションのため、治療法の研究開発から世界中のがん患者さんへ治療法を届けるまでを一貫して実現することを目指しています。 楽天メディカルジャパン株式会社は、楽天メディカルの日本法人です。
光免疫療法(PIT;Photoimmunotherapy)について
2013年以来、楽天メディカル社は、光免疫療法プラットフォームを用いた新しいがん治療法を開発してきました。光免疫療法は、抗体によりがん細胞を選択的に標的化し、レーザーによってがん細胞を速やかに壊死させる治療法です。これは、生物学と物理学の双方のメカニズムを組み合わせた革新的な方法です。がん細胞を正確かつ迅速に壊死させる一方で、正常組織にはわずかな影響しか及ぼしません。楽天メディカル社は、単独療法および他の薬剤との併用療法の臨床試験を行い、製品化を目指します。
ASP-1929光免疫療法について
セツキシマブとIRDye®700DX の複合体であるASP-1929は、頭頸部がん、食道がん、肺がん、結腸がん、すい臓がんなど様々な種類の固形がんに発現するがん抗原、上皮成長因子受容体(EGFR)を標的とします。ASP-1929は、がん細胞と結合後、独占的ライセンスをもつレーザー機と光ファイバーにより照射された非熱性赤色光により、局所的に活性化されます。この治療法は、周囲の正常な組織ではなく、がん細胞を標的としています。
ASP-1929は、未承認薬であり、実際に治療を受けることはまだ出来ません。現在、国内外において「頭頸部がん」「食道がん」の患者さんを対象に臨床試験が実施されています。
フォワード・ルッキング・ステートメント(将来予想に関する記述)
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