一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会(所在地:東京都港区、理事長:村上 信五/以下、本学会)と楽天メディカル株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長:三木谷 浩史/以下、楽天メディカル)は、4月9日にノエビアスタジアム神戸にて、頭頸部(とうけいぶ)がんに関する疾患啓発イベント「楽天メディカル 頭頸部がん克服デー」を共催します。
日本では、年間約49,000人*の方が頭頸部がんを発症していますが、この疾患についてあまり知られていません。こうした背景から、昨年、本学会と楽天メディカルは、J1リーグ所属のサッカークラブ「ヴィッセル神戸」ホーム公式戦の同社の冠協賛試合にて、疾患啓発イベントを実施し、多くの方に頭頸部がんに関する情報提供をすることができました。今年も本イベントを通じて、より多くの方に頭頸部がんについてご理解いただき、同疾患の予防・早期発見・早期治療に貢献したいと考えています。
<「楽天メディカル 頭頸部がん克服デー」概要>
■日時:2023年4月9日(日)14:00キックオフ(12:00開場)
■会場:ノエビアスタジアム神戸(〒652-0855 兵庫県神戸市兵庫区御崎町1丁目2−2)
■試合情報:2023明治安田生命J1リーグ第7節 ヴィッセル神戸vs.アルビレックス新潟
<主な企画内容(予定)>
■場外ブースやスタジアムにて、頭頸部がんに関する動画を放映。
■場外ブースにて、頭頸部がん啓発のシンボルであるバーガンディとアイボリーのリボンをモチーフにした、ヴィッセル神戸とのコラボピンバッチを先着800名様に配布。
■場外ブースでアンケートに回答いただいた方の中から、ヴィッセル神戸の選手のサイン入りグッズを抽選でプレゼント。
■頭頸部がんの早期発見に繋げるためのセルフチェック項目を掲載したクリアファイルを、本試合にご来場いただいた先着12,000名様に配布。
■ハーフタイムに本学会の医師から、頭頸部がんの予防や早期発見について情報発信。
<疾患啓発グッズイメージ>
ピンバッチ | クリアファイル(イメージ画像) |
本学会と楽天メディカルは、本イベント以外にも、7月27日の「世界頭頸部がんの日」に合わせた啓発ポスターの作成・配布、無料通話&メッセージアプリViber(バイバー)で使用できるステッカーパッケージ「お買いものパンダ 健康応援Ver.」の作成・活用、「楽天オープン2022」のブースでの啓発活動など、頭頸部がん克服を目指した啓発活動を行ってまいりました。これからも両者は、さまざまなツールやイベントを通じて、同疾患の予防・早期発見・早期治療のための啓発活動を連携して進めてまいります。
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は1893(明治26)年に設立され、日本医学会連合に加盟する医学系学会としては最も長い129年の歴史を持ち、関連15学会、会員11,000名余を有する学術団体です。耳鼻咽喉科頭頸部外科は耳、鼻、口腔・咽頭、喉頭、気管、食道、頭頸部と広範囲にわたる領域において新生児から老人まで多彩な疾患の診療・研究を行います。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は耳鼻咽喉科専門医の育成と、学問・研究の推進および新しい診断・治療法の確立に努めており、国民の健康と医療の将来に貢献します。詳しくはhttps://www.jibika.or.jp/をご覧ください。
楽天メディカル株式会社について
楽天メディカルは、アルミノックスTMプラットフォームと呼ぶ技術基盤を基に、薬剤と光を組み合わせた、がんをはじめとした様々な疾患に対する新しい治療法の開発を行うグローバルバイオテクノロジー企業です。同プラットフォームを基に開発された医薬品・医療機器の前臨床試験では、特定の細胞の速やか、かつ選択的な壊死をもたらすデータが示されています。楽天メディカルは、世界中の一人でも多くの患者さんに、一日でも早く、私たちの革新的な治療法をお届けすることにより「ガン克服。」というミッションの実現を目指しています。米国に、本社と研究開発拠点を構え、日本、台湾、オランダ、スイス、インドの世界6カ国を拠点としています。楽天メディカル株式会社は、楽天メディカル社(米国法人)の日本法人です。詳しくは、https://rakuten-med.com/jp/をご覧ください
頭頸部(とうけいぶ)がんについて
日本では、年間約49,000人*の方が頭頸部がんを発症しています。頭頸部がんとは、頭から鎖骨までの範囲に含まれるがんの総称です(脳と目は除く)。頭頸部は大きく分けて鼻、口腔、咽頭、喉頭といった器官で構成されており、発生部位により、咽頭がん(上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がん)、喉頭がん(声門がん、声門上がん、声門下がん)、鼻腔・副鼻腔がん(上顎洞がんなど)、口腔がん(舌がんなど)、唾液腺がん、甲状腺がんなどの診断名がつきます。この頭頸部と呼ばれる部位には、呼吸や食事など人間が生きるうえで必要な機能、さらには発声、味覚、聴覚など日常生活に重要な機能が集中しています。これらに障害が起きるとQuality of Life (QOL: 生活の質)に影響を及ぼすため、がんを治すための根治性とQOLのバランスを保った治療法が必要とされています。