- 三木谷 浩史が、米国法人のCEOとして、「ガン克服。」のミッション実現に向けグループ全体の戦略立案を指揮
- 米国法人プレジデントに前田 陽が、日本法人 代表取締役 社長に小玉 裕之が就任
- 米国でのASP-1929の承認取得、アジアでの事業拡大、日本でのさらなる成長により、グループ全体として次の成長ステージへ
Rakuten Medical, Inc.(米国 カリフォルニア州 サンディエゴ)は、2024年8月9日付で、同社の取締役副会長 兼 チーフ・エグゼクティブ・オフィサー(CEO)に三木谷 浩史が、新たなプレジデントに前田 陽が就任したことをお知らせします。また、同日付で、Rakuten Medical, Inc.の100%子会社である楽天メディカル株式会社(東京都世田谷区)の代表取締役 副会長に前田 陽が、代表取締役 社長に小玉 裕之が就任しました。Rakuten Medical, Inc.の取締役 兼 共同チーフ・エグゼクティブ・オフィサー(Co-CEO)兼プレジデントを務めていた虎石 貴は、本人からの申し出により、これらの役職を退任します。
Rakuten Medical, Inc.および楽天メディカル株式会社を含む楽天メディカルグループ(以下、総称して「楽天メディカル」)は、新たな経営体制のもと、さらにスピード感をもって、アルミノックス™プラットフォームの発展を目指します。とりわけ、米国でのASP-1929の承認取得は、最優先事項として早期実現を目指します。ASP-1929を用いたアルミノックス治療(光免疫療法)と抗PD-1抗体との併用療法について、再発頭頸部扁平上皮がんのファーストライン治療として検討する新たな国際共同第Ⅲ相臨床試験は、予定通り2024年下期に、まずは米国で開始される見込みです。
楽天メディカルはまた、日本の実臨床での治療実績をもとに、がん治療に対するアンメット・メディカル・ニーズの高いアジアの国々への事業展開を加速させます。世界のがん罹患者の半数がアジアにいるとされ、がんによる死亡率も世界で最も高くなっています*。楽天メディカルが開発を進めるアルミノックス治療(光免疫療法)は、先行して実用化されている日本において「切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部癌」に対して約3年半で600回以上実施され(2024年7月末時点)、論文も多数発表されています。日本では、本治療を必要とされる患者さんに引き続き高品質な製品をお届けできるようグループ一丸となって努力するとともに、さらなる治療技術の発展に取り組み、米国およびアジアでの戦略課題の実現を強力に後押しします。
新たな経営体制(2024年8月9日付)
Rakuten Medical, Inc.(米国 カリフォルニア州 サンディエゴ)
氏名 (Name) | 新役職 | 旧役職 |
---|---|---|
三木谷 浩史
(Hiroshi Mikitani) |
取締役副会長 兼 チーフ・エグゼクティブ・オフィサー(CEO) | 取締役副会長 兼 共同チーフ・エグゼクティブ・オフィサー(Co-CEO) |
前田 陽
(Minami Maeda) |
プレジデント(President) | チーフ・コマーシャル・オフィサー(CCO)
チーフ・オブ・スタッフ |
その他の経営メンバーについては、ウェブサイト「Leadership(経営陣紹介)」をご覧ください。
楽天メディカル株式会社(東京都世田谷区)
氏名(ふりがな) | 新役職 | 旧役職 |
---|---|---|
三木谷 浩史
(みきたに ひろし) |
代表取締役 会長 | (変更なし) |
前田 陽
(まえだ みなみ) |
代表取締役 副会長 | 代表取締役 社長 |
小玉 裕之
(こだま ひろゆき) |
代表取締役 社長 | 代表取締役 副社長 |
代表取締役のみ記載しています。
* Bray F, Laversanne M, Sung H, Ferlay J, Siegel RL, Soerjomataram I, Jemal A. Global cancer statistics 2022: GLOBOCAN estimates of incidence and mortality worldwide for 36 cancers in 185 countries. CA Cancer J Clin. 2024 May-Jun;74(3):229-263. doi: 10.3322/caac.21834. Epub 2024 Apr 4. PMID: 38572751.
楽天メディカルについて
楽天メディカルは、アルミノックス™プラットフォームと呼ぶ技術基盤を基に、薬剤と光を組み合わせた、がんをはじめとした様々な疾患に対する新しい治療法の開発および販売を行うグローバルバイオテクノロジー企業です。同プラットフォームを基に開発した医薬品・医療機器の非臨床試験(非公開データ)では、特定の細胞の選択的な壊死が確認されています。楽天メディカルは、世界中の一人でも多くの患者さんに、一日でも早く、私たちの革新的な治療法をお届けすることにより「ガン克服。」というミッションの実現を目指しています。本社を構える米国に加え、日本、台湾、スイス、インドの世界5カ国/地域に拠点を有しています。楽天メディカル株式会社は、Rakuten Medical, Inc.(米国法人)の日本法人です。詳しくは、https://rakuten-med.com/jp/をご覧ください。
アルミノックス™プラットフォームについて
アルミノックス™プラットフォームは、治療技術基盤の名称であり、米国国立がん研究所の小林久隆先生らが開発したがん光免疫療法が基となっています。同プラットフォームは、医薬品、医療機器、医療技術、その他周辺技術を総合的に利用した技術基盤であり、楽天メディカルは、これに基づき製品や治療法の開発を進めています。同プラットフォームを用いた治療は、「薬剤の投与」と「光の照射」の 2 段階で構成されます。薬剤は、光感受性物質 (光に反応する物質) と、キャリア (特定の細胞に選択的に集積する成分) から組成される複合体です。同薬剤を投与し、特定の細胞に選択的に集積させた後、その細胞に特定の光を照射することで光感受性物質を活性化させ、生化学・物理学的プロセスにより、特定の細胞を壊死させ、あるいは、排除します。