~7月27日の「世界頭頸部がんの日」に向けた疾患啓発キャンペーン「頭頸部がんのこと、知っていますか?」の新たなコンテンツ~
楽天メディカル株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長:三木谷 浩史)は、7月27日の「世界頭頸部がんの日」に向けた疾患啓発キャンペーン「頭頸部がんのこと、知っていますか?」(以下、本キャンペーン)の新たなコンテンツとして、株式会社楽天野球団が運営するプロ野球チーム「東北楽天ゴールデンイーグルス」(以下、楽天イーグルス)を採用した、頭頸部がんの啓発動画を公開します。
当社として、楽天イーグルスを初めて採用した本動画では、選手たちの「声を出し」、「よく聴き」、「しっかり飲む」という表現によって、日常生活を送るうえで頭頸部には重要な機能が集中していることを伝えています。東京医科歯科大学病院 頭頸部外科 教授 朝蔭 孝宏 先生監修のもと本動画を作成しました。楽天イーグルスとは、本キャンペーン活動の一環として啓発ポスターも作成し、7月1日より全国の医療機関などで掲示されています(https://rakuten-med.com/jp/news/press-releases/2022/06/30/8149/)。
https://youtu.be/3GBDCfGWbPk |
頭頸部と呼ばれる部位には、呼吸や食事などに必要な機能、さらには発声、味覚、聴覚など日常生活を送るうえで重要な機能が集中しており、これらに障害が起きるとQuality of Life (QOL: 生活の質)に影響を及ぼします。この部位に発生するがんの総称を頭頸部がんと呼び、口腔がん(舌がんなど)、咽頭がん(上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がん)、喉頭がん、上顎洞がん、唾液腺がん、甲状腺がんなどがあります。発生する部位によって症状は様々であり、初期では自覚症状がみられない場合もあります。一方で、頭頸部がんという疾患名や症状については、あまり知られていません。当社が、2022年3月16日~4月17日にオンラインで実施した頭頸部がんに関する認知度調査(352名が回答)の結果では、7割近くが同疾患名を聞いたことがないと回答しました。
より多くの方に、頭頸部がんについて知っていただき、同疾患の予防や早期発見に繋がるよう、スポーツを通じて健康の大切さや人々に元気を与えている楽天イーグルスと一緒に啓発活動を行い、「ガン克服。」が実現できる社会づくりを目指します。
また、当社は7月27日の「世界頭頸部がんの日」に、「『頭頸部がん』のこと、知っていますか?〜耳・鼻・のど・口・舌のがん〜」と題したオンライン市民公開講座を開催します。朝蔭先生に頭頸部がんの特徴や同疾患に対する治療法などについてわかりやすく解説いただきます。本講座に関する詳細はこちら(https://rakuten-med.com/jp/news/press-releases/2022/07/06/8173/)からご覧いただけます。
楽天メディカル株式会社について
楽天メディカルは、アルミノックスTMプラットフォームと呼ぶ技術基盤を基に、薬剤と光を組み合わせた、がんをはじめとした様々な疾患に対する新しい治療法の開発を行うグローバルバイオテクノロジー企業です。同プラットフォームを基に開発された医薬品・医療機器の前臨床試験では、特定の細胞の速やか、かつ選択的な壊死をもたらすデータが示されています。楽天メディカルは、世界中の一人でも多くの患者さんに、一日でも早く、私たちの革新的な治療法をお届けすることにより「ガン克服。」というミッションの実現を目指しています。米国に、本社と研究開発拠点を構え、日本、オランダ、台湾、スイスの世界5カ国を拠点としています。楽天メディカル株式会社は、楽天メディカル社(米国法人)の日本法人です。詳しくは、https://rakuten-med.com/jp/ をご覧ください。
世界頭頸部がんの日について
2014年7月、米国で開催された頭頸部癌学会国際連合(IFHNOS)の第5回世界会議において、頭頸部がんに関する正しい知識を世界全体に広め、早期発見に繋げることを目的に、毎年7月27日が「世界頭頸部がんの日」に制定されました。
頭頸部(とうけいぶ)がんについて
日本では、年間約49,000人*の方が頭頸部がんを発症しています。頭頸部がんとは、頭から鎖骨までの範囲に含まれるがんの総称です(脳と目は除く)。頭頸部は大きく分けて鼻、口腔、咽頭、喉頭といった器官で構成されており、発生部位により、咽頭がん(上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がん)、喉頭がん(声門がん、声門上がん、声門下がん)、鼻腔・副鼻腔がん(上顎洞がんなど)、口腔がん(舌がんなど)、唾液腺がん、甲状腺がんなどの診断名がつきます。この頭頸部と呼ばれる部位には、呼吸や食事など人間が生きるうえで必要な機能、さらには発声、味覚、聴覚など日常生活に重要な機能が集中しています。これらに障害が起きるとQuality of Life (QOL: 生活の質)に影響を及ぼすため、がんを治すための根治性とQOLのバランスを保った治療法が必要とされています。